華やかなショービズ界の裏側~ドリームガールズ
2007年 02月 23日
公開翌日に楽しみに見に行った映画。
アカデミー賞レースの行方も話題沸騰中ですね。
【1962年デトロイト。エフィー(ジェニファー・ハドソン)、ローレル、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)のコーラストリオは、歌で成功しようと毎夜オーディションなどに出場していた。そんな彼女たちにカーティス(ジェイミー・フォックス)という男が目を付けた。やがて、デトロイトの人気スター、ジミー・アーリー(エディ・マーフィ)のバックコーラスを務めることに。そして3人はカーティスをプロデューサーに、ドリームガールズとしてデビューを飾る。次々にヒット曲を放ち、トップスターの仲間入りを果たすが…】(goo映画情報より)
見終わったあとの感想。
お腹いーっぱい!!
大満足!!
元デスチャのビヨンセが主演の歌姫を演じる、ミュージカル映画。
デトロイトの黒人専門の劇場で、彼女達を見出し、
手段を選ばずトップスターにのし上げる敏腕マネージャーに
ジェイミー・フォックス。
そしてジェームズ・ブラウンがモデル?のイカしたトップスターに
エディ・マーフィ。
映画は劇場のオーディションの様子で始まります。
主役の3人娘以外の出演者の歌もたっぷり聞かせてくれて、
映画館なのにまるでライブ会場のように楽しいの!
人目がなかったら踊りだしたかった~♪
これぞエンターテイメント!!という歌と映像です。
もうこれですっかりこの映画のトリコ。
トップスターのバックコーラスから始まり、
徐々にスターになってゆく3人娘。
このあたりも歌とステージの映像でスピーディにかっこよく
見せてくれて全然飽きません。
また当時は黒人と白人の差別が顕著で、
ラジオ局もライブ会場も、黒人専用のものがありました。
トップスターのジミー・アーリーでさえも、白人社会では
曲も知られていないくて、
白人の歌手がジミーの曲を平気でパクる、なんてエピソードも。
宣伝などでもご存知の方もいるかと思うので
ネタバレになりますが書いちゃいますね。
この3人娘、始めは、エフィ(ちょっとぽっちゃり体型だけど、
歌声は超パワフル)がメインボーカルだったんですね。
しかし敏腕プロデューサー・カーティスが
「売り出すためには、ビジュアルのいいディーナをメインにする!」と
勝手に決めちゃうのです。
当然エフィは激怒。
「何よ、私がブスだってわけ?」
この辺りは切ないですよねー。
女性なら美人不美人の損得って
どこかしらにあったりするもんね。
それがショービズ界では、あからさまに言われてしまう。
それにしてもビヨンセはため息が出るほど美しかったわー。
一緒に見に行った旦那は、序盤の垢抜けない時代の方がかわいかった、と
言っていましたが、それは保守的な男性の意見ですよ。
後半のつけマツゲバッサバッサ、アイシャドー入れまくりの
アンドロイドのようなビヨンセは本当に美しい。
で、この映画で最高に存在感を放っていたのは
今まで数々の映画賞で助演女優賞を獲得しており
アカデミー賞でも最有力候補と言われている、
エフィ役のジェニファー・ハドソン!!
ビヨンセが主役、のはずなんだけど…
1人で歌を歌うシーンが圧倒的に多いのはこの人。
もしかしてこっちが主役??って思うほど目立ってました。
全くすごい女優さんだ、と思ったら、なんとこの映画がデビューの
新人さんらしいですねー。
この方が来日していたらしく、いろんな番組で彼女のインタビューが
流れていましたが、失礼ながら映画よりもCUTE♪でした。
他に意外に歌のウマイエディ・マーフィや、
冷酷なプロデューサー、ジェイミー・フォックスの演技も素晴らしい!
ただ一つの難点は、ソウルフルでパワフルな歌ばかりなので
見ていると疲れます…。
是非体が元気なときに見に行ってみてください♪
by vermilionhome
| 2007-02-23 11:35
| 映画・本・音楽・スポーツ