帝王切開ドキュメント~執刀編
2007年 07月 29日
自分でも忘れかけていた帝王切開ドキュメント!!
第一弾
第二弾
出産が、もう3ヶ月近く前のことになってしまった!
前回の記事は、麻酔が効くまでの話。
そして今回は執刀からレンタロ誕生までのお話でっす。
10時 執刀スタート
私の右側に立った男性医師が、私の下腹部に何か当てている。
と同時にジジジ…という重たい音も聞こえてます。
たぶん電動メスなんだろうなぁ。
全然痛くないんだけど、お腹をグッグッと引っ張られているような感じ。
自分の目の前には緑色の布があり、お腹が見えないので、
何をされているのか分からないんだけど、今考えると、
メスで開腹されつつ、掃除機のホースのようなもので
血などを吸い取っていたものと思われる。
よっぽど「あの~脂肪も吸引してください」と頼もうかと思った。
始まってすぐ、左脇に立っていてくれた担当助産師さんに
「もうすぐですよー頭見えてますよー」と言われる。
「えっ?もう?始まって3分くらいやん!」と思っていたら
男性医師が「お腹押しますよー」と言って
人工呼吸をするみたいにおへその上のあたりに両手をおいて
ぐっぐっと体重をかけてきたので、私も踏ん張りました。
助産師さんが「はい出てきましたよー」と言った瞬間に
まず足が見えました。
そして抱っこして私に見えるように近くに持ってきてくれたけど、
最初に思ったことは
「うわ、宇宙人みた~い」
だって手足を突っ張って紫色で、顔はシワシワで、
そうそう、手足の突っ張り具合が硬直した死体みたいだなーと
思ったことを覚えてる。
宇宙人とか死体とか、ひどい母親?
でも、自然と涙があふれました。
「やっと会えたね!ありがとう、ありがとう」って
声をかけました。
見せてもらったあとは、左側にある処置ベッドに
連れて行かれ、羊水を吸引されたりしていました。
私も横を向いてその様子を見ることができます。
硬直した死体のような手足をぎこちなくばたつかせ、
泣いている産声は「ほげほげ、ほげほげ」と聞こえました。
その間、私のお腹からは胎盤が出されていたんだと思う。
赤子の処置が終わると、私の方に再び連れてきてくれる。
この病院では帝王切開でもカンガルーケアをしてくれるんです。
助産師さんが私の左胸にレンタロ(当時はくり坊)を
うつ伏せにして置いてくれました。そこで驚くべきことが!
なんとくり坊が、両手をぐっと突っ張って頭を持ち上げ、
私の顔をじっと見たんです。
そして泣き止んだんです。
あっ、今私が母親なのか確認したんだな、と思いました。
なので「そうだよ、私がお母さんだよ」と言ったらまた涙が…
くり坊はすっかり落ち着いて私の胸の上で
心臓の音を聞きながらくつろいでいるように見えました。
しばらくカンガルーケアで密着したら(2~3分くらいかな)、
助産師さんが「ではそろそろ~」と言ってくり坊を連れて
行ってしまいました。
てっきりおっぱいを吸わせてもらえるんだと思ってたけど
言わないとやってくれなかったみたい。これだけ残念。
そのあとくり坊は、私より一足早く手術室を出て産科病棟へ。
病棟では旦那が今か今かと待っていて、
着いてすぐにビデオカメラを回してくれました。
というわけで、10時手術開始で、くり坊誕生は10時8分!
そのあと私の胎盤を出す→縫合を含めて、10時33分に
全て終了したのでしたー!早っ!
お部屋に戻ると、下半身は動かせない私の真横に
くり坊を連れて来て寝かせてくれるの!
そう、帝王切開でも手術当日から母子同床なのでした。
でもこの病院の方針が今でも本当によかったと思ってる。
上半身は動かせるので、脇腹あたりに寝かされた
くり坊を、旦那と2人で飽きずに眺めたのを覚えてます。
出産直後は私もテンション高くて、すぐにブログに投稿したり
友達に一斉メールしたりしてたのでした。
産後すぐのくり坊がこちら
ちなみに手術室へ行く直前の私のお腹
そして現在のレンタロ
これは前に皆さんに褒められたカエル柄の相方のアヒル柄。
このポーズ、一昔前にギャルがやってた「エッグポーズ」に似てない?
それか歌舞伎の見得?
帝王切開のあとの体の回復ぶりについては、思い出したら書きます。
なんで今さら出産時のことを書くのかというと、
次の時に自分で思い出せないと困るからです(笑
なんだかもうすっかり忘却の彼方…
そして二番目のときには、また麻酔でびびるのかしら(笑
最近、育児疲れというか、夏ばてというか、ちょっと体がしんどくて…。
夜中の授乳やオムツ交換のとき、気付くと全く無表情の自分がいて
「あ~なんか私疲れてんなー」って思ってたんだけど、
産まれた時の「ありがとう!」って気持ちを思い出して
また頑張ろうと思いました。
第一弾
第二弾
出産が、もう3ヶ月近く前のことになってしまった!
前回の記事は、麻酔が効くまでの話。
そして今回は執刀からレンタロ誕生までのお話でっす。
10時 執刀スタート
私の右側に立った男性医師が、私の下腹部に何か当てている。
と同時にジジジ…という重たい音も聞こえてます。
たぶん電動メスなんだろうなぁ。
全然痛くないんだけど、お腹をグッグッと引っ張られているような感じ。
自分の目の前には緑色の布があり、お腹が見えないので、
何をされているのか分からないんだけど、今考えると、
メスで開腹されつつ、掃除機のホースのようなもので
血などを吸い取っていたものと思われる。
よっぽど「あの~脂肪も吸引してください」と頼もうかと思った。
始まってすぐ、左脇に立っていてくれた担当助産師さんに
「もうすぐですよー頭見えてますよー」と言われる。
「えっ?もう?始まって3分くらいやん!」と思っていたら
男性医師が「お腹押しますよー」と言って
人工呼吸をするみたいにおへその上のあたりに両手をおいて
ぐっぐっと体重をかけてきたので、私も踏ん張りました。
助産師さんが「はい出てきましたよー」と言った瞬間に
まず足が見えました。
そして抱っこして私に見えるように近くに持ってきてくれたけど、
最初に思ったことは
「うわ、宇宙人みた~い」
だって手足を突っ張って紫色で、顔はシワシワで、
そうそう、手足の突っ張り具合が硬直した死体みたいだなーと
思ったことを覚えてる。
宇宙人とか死体とか、ひどい母親?
でも、自然と涙があふれました。
「やっと会えたね!ありがとう、ありがとう」って
声をかけました。
見せてもらったあとは、左側にある処置ベッドに
連れて行かれ、羊水を吸引されたりしていました。
私も横を向いてその様子を見ることができます。
硬直した死体のような手足をぎこちなくばたつかせ、
泣いている産声は「ほげほげ、ほげほげ」と聞こえました。
その間、私のお腹からは胎盤が出されていたんだと思う。
赤子の処置が終わると、私の方に再び連れてきてくれる。
この病院では帝王切開でもカンガルーケアをしてくれるんです。
助産師さんが私の左胸にレンタロ(当時はくり坊)を
うつ伏せにして置いてくれました。そこで驚くべきことが!
なんとくり坊が、両手をぐっと突っ張って頭を持ち上げ、
私の顔をじっと見たんです。
そして泣き止んだんです。
あっ、今私が母親なのか確認したんだな、と思いました。
なので「そうだよ、私がお母さんだよ」と言ったらまた涙が…
くり坊はすっかり落ち着いて私の胸の上で
心臓の音を聞きながらくつろいでいるように見えました。
しばらくカンガルーケアで密着したら(2~3分くらいかな)、
助産師さんが「ではそろそろ~」と言ってくり坊を連れて
行ってしまいました。
てっきりおっぱいを吸わせてもらえるんだと思ってたけど
言わないとやってくれなかったみたい。これだけ残念。
そのあとくり坊は、私より一足早く手術室を出て産科病棟へ。
病棟では旦那が今か今かと待っていて、
着いてすぐにビデオカメラを回してくれました。
というわけで、10時手術開始で、くり坊誕生は10時8分!
そのあと私の胎盤を出す→縫合を含めて、10時33分に
全て終了したのでしたー!早っ!
お部屋に戻ると、下半身は動かせない私の真横に
くり坊を連れて来て寝かせてくれるの!
そう、帝王切開でも手術当日から母子同床なのでした。
でもこの病院の方針が今でも本当によかったと思ってる。
上半身は動かせるので、脇腹あたりに寝かされた
くり坊を、旦那と2人で飽きずに眺めたのを覚えてます。
出産直後は私もテンション高くて、すぐにブログに投稿したり
友達に一斉メールしたりしてたのでした。
産後すぐのくり坊がこちら
ちなみに手術室へ行く直前の私のお腹
そして現在のレンタロ
これは前に皆さんに褒められたカエル柄の相方のアヒル柄。
このポーズ、一昔前にギャルがやってた「エッグポーズ」に似てない?
それか歌舞伎の見得?
帝王切開のあとの体の回復ぶりについては、思い出したら書きます。
なんで今さら出産時のことを書くのかというと、
次の時に自分で思い出せないと困るからです(笑
なんだかもうすっかり忘却の彼方…
そして二番目のときには、また麻酔でびびるのかしら(笑
最近、育児疲れというか、夏ばてというか、ちょっと体がしんどくて…。
夜中の授乳やオムツ交換のとき、気付くと全く無表情の自分がいて
「あ~なんか私疲れてんなー」って思ってたんだけど、
産まれた時の「ありがとう!」って気持ちを思い出して
また頑張ろうと思いました。
by vermilionhome
| 2007-07-29 23:11
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